庭づくりって自分じゃムリ?〜造園業者に依頼するメリット
イラスト

広大な庭園をつくるならともかく、狭い土地のちょっとした庭なら、日曜大工感覚で自分でできるのでは?と思う人も多いでしょう。実際、「自分でできる庭づくり」的な、DIYの造園・ガーデニングを扱った書籍などもよく見かけます。たしかに、書籍やネットで情報を仕入れ、ホームセンターで資材を集めれば、あとは時間さえあればなんとかなる部分もあります。

しかし、プロにはプロの技術があります。業者に依頼した場合と、DIYだけで行う場合との、おもな違いは次のようなものです。

・目立つ部分の仕上がりが違う・時間が経つと差があらわれる・メンテナンスを任せればキレイな庭が維持できる・費用面でもDIYが安いとは限らない・完成まで早くできる
目立つ部分の仕上がりが違う

デザインだけなら、ちょっとセンスに自信があればできないこともありません。しかしそれを実際に形にするのがプロの技術。レンガはホームセンターで買うことができても、たとえばそれを曲線に積み上げるとなると、素人には難しいものです。そういった特徴的なデザインのエクステリアは、庭の顔となることも多く、目立つ部分ですので、プロのクオリティで仕上げたほうが庭全体の見え方が引き締まります。プロの造園業者、ガーデンデザイナーは、たくさんの施工経験を通して蓄積した情報とノウハウの引き出しを数多く持っています。アイデアの部分でも、やはり素人とプロの差は大きいのです。

時間が経つと差があらわれる

完成直後は見劣りしないものができたとしても、時間が経てばプロの手によるものとそうでないものとは違いが出てくるということも。造園業者は地域の自然条件を踏まえて、植える植物のセレクトにも気を使います。知識が豊富なガーデンデザイナーは、その庭が数年後にはどうなるかを予測してデザインしますが、素人だと、現在の見え方だけを考えて庭をつくってしまうため、庭木が成長したらバランスが崩れてどうもしまらない様子になったり、予測しなかった木陰ができてほかの植物に影響したりといったことも起こります。

メンテナンスを任せればキレイな庭が維持できる

庭はつくって終わり、というものではありません。剪定や土入れなどの定期的なメンテナンスをしなければキレイな状態を維持するのは難しいのです。そういったメンテナンスを、プロの造園業にまとめて依頼するという方法があります(年間プランなどを用意している業者があります)。最初の庭づくりは自分でやったとしても、あとあとのメンテナンスは業者にお願いするとか、あるいは、メンテナンスは自分で頑張るので、なるべく手入れをしなくていいように考えられた庭をつくってもらうなど、メンテナンスに関してプロの知恵を借りると、いつまでもキレイな庭でいられるでしょう。

費用面でもDIYが安いとは限らない

造園業者に頼むとお金がかかるので、なんとか自分でやれたらと考えている人も多いでしょう。たしかに、自分でやれば人件費はタダですが、資材(レンガや敷石、枕木など)は購入しなければいけませんよね。ホームセンターなどでいろいろな資材が売っていますが、同じ資材を業者がまとめて仕入れる場合と、個人が小売で買う場合では、値段が異なるのは想像できると思います。自分でやってみて、失敗したので資材を買い足し、作業をやり直してなどといったことを繰り返していると、トータルで見れば、自分でやったからといって劇的に安くできたとは言えない場合も。試行錯誤の過程自体を楽しむ場合はともかく、費用面で比べても、業者に依頼したほうがお得ということもあるのです。

完成まで早くできる

もっとも大きな違いはやはりスピード。DIYの庭づくりは、休日に少しずつ進めるということになりますので、ちょっとした花壇の完成も1年越しなんてことも。コツコツつくりあげていく楽しみ、完成したときの喜びのひとしおさもありますが、時間をかけすぎて、中途半端な見苦しい状態で何年も経ってしまったり、完成しないうちに最初に造った部分が傷んできたなどということにもなれば、費用もかさみ、最悪、いつまでも未完成のままということもありえます。

コンテンツ

運営会社